メダカの飼育において、グリーンウォーター(青水)の作り方に関心をお持ちの方は多いでしょう。
結論から言うと、グリーンウォーターは日光や適切な栄養分があれば、種水無しからでもご家庭で簡単に作ることが可能です。
これは、グリーンウォーターが植物プランクトンの集合体であり、その増殖条件を整えてあげることで自然に発生するためです。しかし、その作り方を誤ると失敗の原因となり、濃すぎる、あるいはウスすぎるといったトラブルに見舞われることも少なくありません。
そこで、この記事では、グリーンウォーターがもたらす水質安定などの効果、そしてメリットとデメリットを詳しく解説します。
また、日光と照明の使い方の違いを理解し、初心者の方が失敗を後悔しないための具体的な手順や、ハイポネックスといった肥料を安全に使う方法、難しいとされる冬の時期の維持のコツまで、さまざまな角度からご紹介します。
さらに、飼育環境によっては気になるエビや水草への影響についても触れていきますので、これからグリーンウォーター作りに挑戦する方はもちろん、一度うまくいかなかった方も、ぜひ参考にしてください。
- グリーンウォーターのメリット・デメリットとメダカへの具体的な効果
- 種水が無くても日光や照明を使って簡単に作るための手順
- 濃さの調整方法や失敗しないための維持・管理のコツ
- ハイポネックスの安全な使い方や難しい冬場の対策
メダカのグリーンウォーターの作り方【基本編】
この章では、メダカの飼育に役立つグリーンウォーターの基本的な知識に焦点を当て、そのメリットやデメリット、メダカにもたらす水質安定などの具体的な効果について詳しく解説します。
また、初心者の方が種水無しからでも安心して挑戦できるよう、日光や照明を活用して自然に、そして簡単に作るための基本的な手順についても紹介していきます。
まずは知りたいメリットとデメリット

グリーンウォーターを導入する前に、その利点と欠点を正しく理解しておくことが大切です。メダカにとって多くの恩恵がある一方で、管理を誤ると逆効果になる可能性も秘めています。
グリーンウォーターのメリット
グリーンウォーターがメダカの飼育において推奨される主な理由は、以下の通りです。
- 天然の餌になる グリーンウォーターの正体である植物プランクトンは、メダカ、特に針子や稚魚にとって極めて良質な天然の餌となります。常に餌がある状態になるため、餓死のリスクを大幅に減らし、成長を促進させる効果が期待できます。
- 水質の浄化と安定 植物プランクトンは、メダカのフンや食べ残しの餌から発生するアンモニアや硝酸塩といった有害物質を栄養として吸収し、分解します。これにより、水質が悪化するスピードを緩やかにし、安定した飼育環境を維持しやすくなります。
- 稚魚の生存率向上 前述の通り、栄養豊富な餌が常にある環境は、体の小さな稚魚にとって理想的です。また、親メダカが稚魚を捕食するのを防ぐ隠れ家としての役割も果たします。
- 日除け・ストレス軽減 適度な濃さのグリーンウォーターは、夏場の強い日差しを和らげる効果があります。これにより、急激な水温上昇を抑制し、メダカのストレスを軽減します。
グリーンウォーターのデメリット
一方、多くのメリットがある反面、以下のようなデメリットも存在します。
- 酸欠のリスク 植物プランクトンは、日中は光合成によって酸素を供給しますが、夜間や曇りの日は呼吸だけを行うため、水中の酸素を消費します。グリーンウォーターが濃すぎると、夜間に水中の酸素濃度が著しく低下し、メダカが酸欠に陥る危険性があります。
- 急激な水質悪化の可能性 何らかの原因で植物プランクトンが大量に死滅すると、それらが腐敗し、急激に水質が悪化することがあります。
- 観賞性の低下 水が緑色に濁るため、メダカの姿をはっきりと観察することが難しくなります。横見での観賞を楽しみたい場合には不向きと考えられます。
これらのメリットとデメリットを天秤にかけ、ご自身の飼育スタイルに合っているかを判断することが、グリーンウォーター作りの第一歩となります。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
餌 | 稚魚や針子の天然の餌となり、成長を促進 | – |
水質 | 有害物質を分解し、水質を安定させる | プランクトンの大量死による急激な悪化リスク |
環境 | 夏の日差しを和らげ、ストレスを軽減 | 夜間の酸欠リスク、観賞性の低下 |
育成 | 稚魚の生存率が向上する | – |
メダカに良い水質安定などの効果とは
グリーンウォーターが「水質を安定させる」と言われる背景には、植物プランクトンによる生物化学的な働きがあります。この効果を理解することで、より効果的にグリーンウォーターを活用できます。
メダカの排泄物や餌の食べ残しは、水中で分解される過程で魚にとって有害なアンモニアを発生させます。通常、このアンモニアはろ過バクテリアによって亜硝酸、さらに比較的無害な硝酸塩へと分解されます。この一連の流れを「硝化サイクル」と呼びます。
植物プランクトンは、このサイクルの中で発生するアンモニアや硝酸塩を、自身の成長のための栄養素として直接吸収します。つまり、有害物質が水中に蓄積するのを防ぎ、除去してくれるのです。これにより、水換えの頻度を減らすことができ、水質が急変するリスクを抑える緩衝材のような役割を果たします。
特に、ろ過装置を設置しない屋外飼育や、立ち上げたばかりでろ過バクテリアが十分に繁殖していない水槽において、この水質安定効果は大きな助けとなります。メダカにとって快適で安全な環境を維持するための、自然の浄化システムと言えるでしょう。
初心者でも安心!簡単に作る方法

グリーンウォーターは、特別な薬品や複雑な手順を必要とせず、いくつかの基本的なポイントを押さえるだけで誰でも簡単に作ることができます。
最も基本的な作り方は、「日光」と「栄養」と「適度な水温」を供給することです。
準備するもの
- 飼育容器(睡蓮鉢、プランター、発泡スチロールなど)
- カルキを抜いた水道水
- メダカの飼育水(もしあれば少量)
- 日当たりの良い場所
簡単な作成手順
- 容器を設置する: 日当たりの良い場所に飼育容器を置きます。午前中だけでも直射日光が当たる場所が理想的です。
- 水を入れる: 容器にカルキを抜いた水を入れます。
- 栄養分を加える: メダカを数匹入れるか、既にある飼育水を少量加えます。これにより、植物プランクトンの元となる生物や、餌となる栄養分(メダカのフンなど)が供給されます。
- 待つ: あとは日光が当たるのを待つだけです。通常、気候にもよりますが数日から2週間程度で、水がうっすらと緑色に色づき始めます。
この方法が最も自然で、メダカへの負担も少ない基本的な作り方です。焦らず、自然の変化を待つことが成功の鍵となります。
種水無しから始める作り方の手順
「種水(たねみず)」とは、既にグリーンウォーターになっている他の水槽の水を指します。
種水があれば、そこに含まれる植物プランクトンが新しい容器で増殖するため、早くグリーンウォーターを作ることができます。しかし、種水が手に入らない場合でも、全く問題ありません。
空気中や水道水、容器に付着している微細な藻類の胞子や植物プランクトンが、条件さえ整えば自然に増殖を始めるからです。
種水無しで作るためのポイント
- カルキをしっかり抜く: 水道水に含まれる塩素は、植物プランクトンにとっても有害です。一昼夜以上汲み置くか、中和剤を使用して完全にカルキを抜いてください。
- 栄養源を少しだけ加える: メダカを数匹入れておくのが最も手軽な方法です。メダカの排泄物が適度な栄養源となります。あるいは、市販のPSB(光合成細菌)を少量添加するのも効果的という情報があります。
- 底土を薄く敷く: 赤玉土やソイルを少量、底に敷いておくと、そこに含まれる養分が溶け出し、グリーンウォーター化を促進する場合があります。
- 日光に当てる: 植物プランクトンの光合成には日光が不可欠です。できるだけ日当たりの良い場所に容器を設置してください。
種水が無い場合は、種水がある場合に比べてグリーンウォーターが完成するまでに少し時間がかかる傾向がありますが、基本的な条件を整えて気長に待てば、ほとんどの場合、自然に緑色の水へと変化していきます。
日光と照明で自然に作る方法の違い

グリーンウォーターを作るための光の供給源として、「自然の太陽光」と「人工の照明」の2つの選択肢があります。それぞれに特徴があり、飼育環境によって使い分けることが望ましいです。
太陽光を利用する方法
太陽光は、植物プランクトンの増殖にとって最も強力で効果的な光源です。
- メリット:
- コストがかからない。
- 非常に強い光エネルギーで、短期間でグリーンウォーター化が進みやすい。
- 紫外線による殺菌効果も期待できる。
- デメリット:
- 天候に左右され、安定した光量を得られない。
- 夏場は水温が上がりすぎる危険性がある。
- 光が強すぎて、グリーンウォーターが濃くなりすぎる「濃緑化」を招きやすい。
屋外飼育の場合は、基本的に太陽光を利用することになります。季節や日照時間に応じて、すだれなどで光量を調整する工夫が必要になることもあります。
人工照明を利用する方法
屋内飼育でグリーンウォーターを作る場合は、水槽用のLED照明などを利用します。
- メリット:
- 点灯時間をタイマーで管理でき、安定した光を供給できる。
- 天候に左右されない。
- 水温の急激な上昇リスクが少ない。
- デメリット:
- 電気代などのコストがかかる。
- 太陽光に比べて光量が弱いため、グリーンウォーター化に時間がかかることがある。
- 適切なスペックの照明を選ばないと、光量不足でうまくいかない場合がある。
屋内では、1日8時間から10時間程度の照明が一般的です。太陽光と照明、それぞれの特性を理解し、ご自身の飼育環境に最適な方法を選択してください。

メダカのグリーンウォーターの作り方と維持のコツ
この章では、グリーンウォーター作りの実践的な側面に焦点を当て、多くの方が直面しがちな失敗の原因とその具体的な対策を紹介します。
濃すぎる、あるいは薄すぎるといった状態の調整方法から、難しいとされる冬場の維持管理、さらにはエビや水草との共存、ハイポネックスを安全に利用する際の注意点まで、一歩進んだ管理のコツを詳しく解説していきます。
よくある失敗の原因と対策

グリーンウォーター作りは簡単ですが、いくつかの要因で失敗することもあります。ここでは代表的な失敗例とその原因、対策について解説します。
失敗例1:水が白く濁ってしまう
緑色にならずに白く濁るのは、植物プランクトンよりも先に、動物性プランクトンやバクテリアが異常繁殖している状態が考えられます。
- 原因: 栄養分が多すぎることが主な原因です。餌の与えすぎや、死んだメダカの放置などが引き金になります。
- 対策: 一度水を半分ほど換え、餌の量を減らして様子を見ます。数日間、餌やりを完全に止めるのも有効な場合があります。
失敗例2:いつまで経っても透明なまま
水が緑色に変化しない場合、植物プランクトンが増殖するための条件が何か欠けている可能性があります。
- 原因: 最も多い原因は「日照不足」です。また、水中の栄養分が極端に少ないことや、水温が低すぎることも考えられます。
- 対策: より日当たりの良い場所に容器を移動させるか、照明の点灯時間を長くしてみてください。また、メダカの飼育水を少量足して栄養分を補給するのも一つの方法です。
失敗例3:アオミドロなど他の藻類が発生する
緑色の水ではなく、緑色の糸状の藻(アオミドロ)などが大量に発生してしまうことがあります。
- 原因: 富栄養化が進みすぎている環境で、特に水の流れがほとんどない場所で発生しやすいとされています。
- 対策: 手で取り除けるだけ取り除き、水換えを行います。エビ(ミナミヌマエビなど)はアオミドロを食べてくれるため、タンクメイトとして導入するのも効果的です。
失敗した場合は、原因を考えて対策を講じることが重要です。焦らずに環境をリセットし、再挑戦してみてください。
濃すぎる・薄すぎる時の調整方法
完成したグリーンウォーターは、常に適切な濃さを維持することが理想です。濃すぎても薄すぎても、メダカにとって最適な環境とは言えません。
濃すぎる場合(濃緑化)の調整
水が濃くなりすぎると、前述の通り夜間の酸欠リスクが高まります。また、水質悪化のサインである可能性もあります。
- 対策1:水換え・足し水: 最も手軽で効果的な方法です。容器の3分の1から半分程度の水を抜き、新しいカルキ抜きした水を静かに追加します。
- 対策2:遮光: 容器にすだれをかけたり、日陰に移動させたりして、日光が当たる時間を制限します。光合成が抑制され、プランクトンの増殖が緩やかになります。
- 対策3:餌の量を減らす: 栄養源である餌を減らすことで、富栄養化を防ぎ、プランクトンの過剰な増殖を抑えます。
薄すぎる場合の調整
グリーンウォーターが薄くなってきた、あるいは透明に戻ってしまった場合の対処法です。
- 対策1:日当たりの良い場所へ移動: 日照不足が原因の場合、より日当たりの良い場所へ移動させることで改善が見込めます。
- 対策2:栄養の添加: メダカの飼育水を足したり、ごく少量の液肥を使用したりして栄養分を補います。ただし、液肥の使用は後述する注意点をよく守ってください。
- 対策3:水量を減らす: 水量を減らすことで、水中の栄養濃度が相対的に高まり、プランクトンが増殖しやすくなる場合があります。
理想的な濃さは「うっすらと底が見える程度」の緑色です。定期的に観察し、適切な濃さを維持するよう心がけましょう。
SNSでの口コミ紹介
冬でもグリーンウォーターを維持するには

水温が低下する冬は、植物プランクトンの活動が鈍くなるため、グリーンウォーターの維持が難しくなる季節です。しかし、いくつかの工夫で冬を乗り切ることは可能です。
冬場にグリーンウォーターを維持するメリットとして、水温が低い中でもメダカがわずかに摂餌できる点や、水質の急変を和らげる効果が挙げられます。
冬場の維持のコツ
- 日当たりの良い場所に置く: 冬の弱い日差しでも、できるだけ長時間日光が当たる場所に容器を移動させます。日光は水温を上げる効果もあります。
- 水量を多くする: 容器を大きくしたり、水を深く張ったりして水量を確保します。水量が多いほど外気温の影響を受けにくく、水温の変化が緩やかになります。
- 風を避ける: 冷たい風が直接当たる場所は避けましょう。容器の周りを断熱材(発泡スチロールなど)で囲うのも効果的です。
- 餌やりを控える: 冬のメダカは活動が鈍り、ほとんど餌を食べません。餌を与えすぎると水質悪化の原因になるため、水温が10℃を下回るようなら基本的に餌やりは不要です。
完全に透明になってしまっても、春になり水温が上がれば再びグリーンウォーターが生成されやすくなります。冬場は無理に濃い状態を目指すのではなく、現状を維持することを目標に管理するのが良いでしょう。
エビや水草への影響について
メダカの飼育容器に、彩りや浄化作用を期待してエビや水草を入れることはよくあります。グリーンウォーターは、これらの同居生物にどのような影響を与えるのでしょうか。
エビへの影響
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのエビ類は、グリーンウォーター環境でも飼育可能です。
- 良い影響: エビは植物プランクトンや、グリーンウォーターが濃くなりすぎた際に発生する藻類を食べます。これにより、濃度の調整役として機能してくれることがあります。
- 注意点: エビはメダカ以上に酸欠に弱い生体です。グリーンウォーターが濃くなりすぎると、夜間の酸欠で死んでしまうリスクが高まります。エアレーションを設置するか、濃度管理をより一層徹底する必要があります。
水草への影響
グリーンウォーターと水草の共存は、少し注意が必要です。
- 悪い影響: グリーンウォーターは水の透明度を下げるため、水草に届く光の量を著しく減少させます。光合成が十分にできなくなった水草は、次第に弱って枯れてしまうことがあります。特に、強い光を必要とする種類の水草との共存は難しいと考えられます。
- 共存のポイント: もし共存させるのであれば、アナカリスやマツモのように、比較的少ない光量でも育ちやすい種類を選ぶのがおすすめです。また、グリーンウォーターの濃度を薄めに維持する工夫も大切になります。
エビや水草を同居させる場合は、グリーンウォーターのメリットだけでなく、これらの注意点も考慮した上で環境を整えることが求められます。
ハイポネックスを使った作り方の注意点

ハイポネックスなどの園芸用液体肥料は、植物プランクトンの栄養源となり、グリーンウォーターを短時間で意図的に作るために使用されることがあります。しかし、その使用は諸刃の剣であり、用法・用量を誤るとメダカにとって非常に危険な環境を作り出してしまいます。
安全な使い方
ハイポネックスを使用する場合、その濃度が最も重要です。 一般的に推奨される濃度は、公式サイトの情報ではありませんが、多くの愛好家の間では「1000倍から2000倍希釈」が目安とされています。
使用手順例:
- 別の容器(ペットボトルなど)に飼育水を1リットル取ります。
- そこにハイポネックスの原液を1ミリリットル(またはそれ以下)加え、よく混ぜて希釈液を作ります。
- この希釈液を、メダカの飼育容器に少量ずつ、様子を見ながら添加します。
最初からメダカのいる容器に原液を直接投入するのは絶対に避けてください。
使用上の最重要注意点
- 入れすぎ厳禁: 規定以上の濃度で使用すると、水中のアンモニア濃度が急上昇するなど水質が急激に悪化し、メダカが全滅する危険性があります。必ずごく少量から試してください。
- メダカの状態をよく観察: 添加後は、メダカが苦しそうな様子を見せていないか、鼻上げ(水面で口をパクパクさせる酸欠のサイン)をしていないかを注意深く観察してください。異常が見られたら、すぐに水換えを行う必要があります。
- 自己責任での使用: 園芸用肥料は、本来、魚の飼育を目的として製造されたものではありません。その使用は、全て自己の責任において行う必要があることを理解しておくことが大切です。
初心者の方は、まず肥料を使わない自然な方法でグリーンウォーター作りに挑戦することをおすすめします。
まとめ:メダカのグリーンウォーターの作り方
この記事では、メダカの飼育に有益なグリーンウォーターについて、その作り方から維持のコツまでを網羅的に解説してきました。
メダカの飼育において、グリーンウォーターは稚魚の餌となるなどのメリットもあれば、酸欠リスクといったデメリットもありますが、正しく管理すれば水質安定などの大きな効果が期待できます。
種水無しの状態からでも、日光や家庭用照明の違いを理解し、適切な環境を整えれば、誰でも簡単に作る方法は存在します。
しかし、栄養過多や日照不足といった失敗の原因を理解し、水が濃すぎる、あるいはウスすぎるといった状態を適切に調整することが不可欠です。
特に水温が下がる冬の維持方法には工夫が求められます。また、ハイポネックスなどの肥料を使う際は細心の注意を払い、エビや水草への影響も十分に考慮することが大切です。
これらのポイントを総合的に理解し実践することが、成功するメダカのグリーンウォーターの作り方の鍵となります。
最後に、この記事で解説した重要なポイントをまとめておきます。
- グリーンウォーターは稚魚の餌や水質安定に役立つが、濃すぎると酸欠のリスクがある
- 「日光」「栄養」「水温」の3つの条件を整えれば、種水がなくても自然に作れる
- 濃すぎる場合は「水換え」「遮光」、薄すぎる場合は「日照確保」「栄養添加」で調整する
- 冬場は日当たりの確保と水量を多くすることが維持のコツ
- ハイポネックスの使用は高リスクであり、超低濃度から試すなど慎重な判断が求められる
メダカにとって快適なグリーンウォーターを維持し、健やかなメダカの飼育を楽しみましょう。
